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適用分野

エレクトロニクス・新エネルギー

静電気放電は製品を破壊し、人にも危害を及ぼしかねません。表面抵抗を制御した帯電防止(ESD)システムと、電解液飛散への耐薬品性が必要です。

この床が耐えるべきもの

まず破壊メカニズムを把握し、それからシステムを選びます。

  1. 01

    一瞬の静電気放電で部品が壊れ、溶剤に引火することもあります。表面抵抗を制御し、確実に接地することが必要です。

  2. 02

    電解液やプロセス薬品がこぼれることがあり、床は一度耐えるだけでなく長期的に耐えなければなりません。

  3. 03

    清浄度の要求が高く、床は発塵せず、拭いて清掃しやすいことが求められます。

  4. 04

    生産ラインは動き続けるため、改修や補修は短い停止時間に収める必要があります。

エレクトロニクス・新エネルギー

推奨塗装システム

使用条件で選定します。万能なシステムはなく、合うシステムだけがあります。

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帯電防止セルフレベリングシステム(エポキシモルタル下地)

構成層
下地研削 → エポキシプライマー → エポキシモルタルによる不陸修正(二度施工)→ エポキシパテ → 2m×2m の銅箔アース網を敷設し接地 → 帯電防止中塗り → 帯電防止セルフレベリング面層
標準厚さ
通常は合計 2mm。下地の不陸や荷重が大きい場合は増厚

平坦性と静電気対策の両方が重要な場所に:電子工場の組立エリア、ラボ、倉庫。まずエポキシモルタルで床を平滑にし、銅箔網を埋め込んで建物のアースに接続した後、帯電防止セルフレベリング面層を施工します。継ぎ目がなく、発塵も抑えられます。通行量や台車の往来が多いエリアでは、導電性ポリウレタン耐磨耗層を追加できます。

標準施工手順

同じ床、同じ材料でも、施工の丁寧さで寿命は数年変わります。以下は当社のエポキシ床における標準工程です。各工程で何を行い、どの基準を満たし、引渡し時に何を確認するかをまとめました。お客様の工場では、実際の荷重・薬品・停工期間に合わせて層数と厚みを調整します。

  1. 01

    下地処理

    研削と集塵で、健全で乾燥した平坦な下地にします。電子工場は一般車間より平坦度の要求が高く、定規検査で見つかった局部の高低差を先に補修します。

  2. 02

    プライマー

    エポキシプライマーが下地を封じ、導電システムの密着を確保します。下地の気孔率に応じて現場で封孔状態を確認し、後の膨れを防ぎます。

  3. 03

    導電層とアース

    導電塗膜内に銅箔網を敷き、建物アースに接続します。ESDシステム全体の背骨です。銅箔の間隔は設計抵抗値に合わせ、すべての接続部を確実に圧着します。

  4. 04

    導電パテ

    導電パテが導電経路を切らずにピンホールを埋めます。施工直後に層間抵抗を測定し、異常があればアクセスしやすい段階で修正します。

  5. 05

    帯電防止トップコート

    帯電防止セルフレベリングを流し込み、継ぎ目なく仕上げます。施工後は清浄で無塵の環境を保ち、静置硬化させます。

  6. 06

    抵抗測定と引き渡し

    引き渡し前に表面抵抗を測定し、記録します。測定点はエリア全体を格子状にカバーし、記録は検収の基準として保管します。

現場実写

施工後の現場実写です。クリックで拡大し細部までご確認いただけます。

電子生産ホール

銅箔アース網の上に帯電防止セルフレベリング。壁から壁まで継ぎ目なく仕上げました。

SMTラインエリア

光沢のある帯電防止表面。拭いて清掃でき、ラインへの埃の付着を抑えます。

電池工場の床

搬送エリアには電解液の飛散に耐える帯電防止システムを採用。

代表プロジェクト

グループが施工したプロジェクトの一例です。

  • 寧徳時代(CATL)床集中調達

    2025年に新規受注したグループフレームワーク協力。CATLの拠点へ作業床材料を供給し、新エネルギー工場の建設計画に合わせて分割で供給・施工します。

  • BYD工場車間床プロジェクト

    BYD生産拠点の作業床塗装。新エネルギー工場の物流が激しいため、重荷重通路と組立エリアで仕様を分け、耐摩耗性と平坦度のバランスを図りました。

  • 長城汽車蜂巣(SVOLT)プロジェクト

    SVOLT(長城汽車)電池工場の床で、見学エリアを含みます。電池工場は清浄度と防湿への要求が高く、工場機能ごとに床システムを構成しました。

  • OPPO(インドネシア)スマート製造センター

    OPPOインドネシア・スマート製造センターの床施工。海外プロジェクトは現地の工程と検収基準で実施し、材料は国内工場から直接供給しました。

  • ハイアール集団の製造拠点

    家電製造は床に独自の要求を残します。パレットトラックの常時往来、プレス設備の重荷重、部分的な水洗いエリアなどです。ハイアール集団の工場へ床を供給し、工程ごとにエリアを分けて仕様を選定しています。

  • 中国移動・国家電網の施設

    通信・電力施設(機器室、変電所、作業場)は、発塵せず維持管理しやすい床を必要とし、設備の要求に応じて帯電防止仕様も選べます。中国移動・国家電網の拠点へ床材と施工サービスを供給しています。

よくあるご質問

床材選定でお客様から多いご質問です。

床の表面抵抗はどのくらいにすべきですか。

適用基準によります。電子工場では通常、制御された静電気拡散の範囲が求められ、引火性物質の保管場所では導電性の値が必要です。基準をお知らせください。それに合わせて施工し、引き渡し時に測定記録を残します。

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接地端子は自社で用意すべきですか。

床内の銅箔網は建物アースに接続する必要があります。工場に接地端子があればそこへ接続し、なければ着工前に接地点を用意してください。

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帯電防止と清掃のしやすさは両立できますか。

両立します。帯電防止セルフレベリング面層は継ぎ目がなく緻密で、埃が付かず拭いて落とせます。

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電解液がこぼれると床は傷みますか。

硬化後の表面は、通常業務の中で速やかに拭き取る偶発的なこぼれには耐えます。頻繁に触れるエリアは設計段階で伝えていただければ補強します。

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施工後の検収はどう行いますか。

完成した床の表面抵抗を点ごとに測定し、記録を検収資料として残します。製品の試験報告書は各製品ページにあります。

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あなたの床の状況をお聞かせください

下地、面積、床が耐えるべき使用条件をお知らせください。推奨システム、構成図、お見積りをご返信します。通常は1営業日以内に回答いたします。

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